歩行器とシルバーカーの違い
似ているようで、対象となる方も選び方も異なります。まず押さえるべきは「体重を預けられるかどうか」です。
いちばん大きな違いは、体重を預けられるかどうか
歩行器は、フレームに体重を預けて歩くための用具です。立っているだけでもふらつく方、脚に力が入りにくい方が対象で、支持性を重視した設計になっています。
シルバーカーは、自分の脚で歩ける方が対象です。荷物を載せて押しながら歩き、疲れたら腰かけて休むための用具で、体重を預けて寄りかかる使い方は想定されていません。歩行がふらつく段階でシルバーカーを選ぶと、車体が前に逃げて転倒につながることがあります。
使う場面と機能の違い
歩行器は室内やリハビリの場面で使われることが多く、シンプルな構造です。シルバーカーは屋外での買い物や散歩を前提としており、収納かごと座面がほぼ標準で備わります。ハンドルの高さも、歩行器は支えるために低め、シルバーカーは押すために高めが基本です。
介護保険の扱いが違う
歩行器・歩行車は福祉用具貸与の対象となり、要介護認定を受けていればレンタルできる場合があります。一方シルバーカーは一般的に介護保険の対象外で、購入するのが通常です。適用の可否は状態と自治体によって異なりますので、担当のケアマネジャーにご確認ください。
どちらを選ぶべきか
屋外を歩く体力があり、荷物と休憩場所が欲しいならシルバーカー。歩行そのものに支えが必要ならまず歩行器を検討してください。判断に迷う場合は、体重を預けたくなるかどうかが目安になります。
Trionicはその中間にあります
Trionicは、歩行器としての支持性とシルバーカーとしての屋外性能を両立させることを狙って設計されています。以下は従来の四輪モデルとの違いです。
空気入りタイヤ vs 固体ホイール
従来のモデルは5〜8インチの固いゴム車輪を使うため、石畳や砂利では振動が手首に伝わります。Trionic Walkerは12インチまたは14インチの空気入りタイヤで衝撃を吸収し、不整地を軽く転がります。
ハブブレーキ vs 摩擦ケーブルブレーキ
従来のケーブル式摩擦ブレーキは、使ううちにワイヤーが伸び、雨天では効きが落ちます。Trionicのハブブレーキは車輪の中に組み込まれているため、天候にも摩耗にも左右されにくく、制動力が長く安定します。
屋外性能とSyncro Steering
Trionic Walkerは屋外での使用を前提に設計されています。Syncro Steeringにより、車体が使う方の自然な歩行ラインをなぞって曲がります。広いホイールベースが坂道や不整地での安定性を支えます。
耐久性と総保有コスト
従来のモデルはケーブルのほつれや車輪の摩耗で3〜5年が目安です。純正交換部品が供給され、堅牢なアルミフレームを備えたTrionic Walkerは10年以上使われることも珍しくありません。
Trionic Walkerシリーズ
市街地での使用や旅行に適したWalker 9er、12インチの空気入りタイヤを備えた主力モデルWalker 12er、より厳しい路面に向けた14インチタイヤのWalker 14er。
